酒さ(しゅさ)ってどんな病気?

酒さ(しゅさ)とは、「赤ら顔」とも呼ばる病気です。症状としては、鼻や頬、額などに赤みやニキビのようなものができます。
- 顔の赤み
- 顔のほてり
- 赤い盛り上がり(ニキビのような)
- 膿(うみ)をもったぶつぶつ
- 毛細血管の広がり(むくみ)
酒さは大人ニキビと間違えやすい
ちなみに下記の写真は大人ニキビではなく、酒さ(しゅさ)の症状です。



画像は酒さナビより引用
酒さは、30〜50代に発症しやすく、皮膚科に行っても「大人ニキビ」として診断されてしまうこともあるようです(ちなみに僕もそうでした)。
もしも、大人ニキビの治療をしているけど中々治らない。そんな方は、もしかすると酒さ(しゅさ)という病気かも知れません。
酒さ(しゅさ)は治る?
安心してください。酒さは治せます(お医者さんではないですが、酒さだった側の体験談として)。
正直なところ、赤みやぶつぶつなど症状があった期間分、治るのにも時間はかかります。でも、根気よく向き合えばきっと大丈夫です。
管理人も、約20年ほど大人ニキビだと思って治療をしていました。が!まったく治りませんでした。。でも「酒さ(しゅさ)」という病名を知り、酒さの治療を開始してからは1ヶ月目から劇的に改善しました。
ちなみに、大人ニキビと酒さは別物なので治療方法も違います。また酒さにも種類があり、それぞれ治療法も異なるようです。
酒さ(しゅさ)の種類
酒さは大きく4つのタイプに分けられます。複数タイプを併せ持つ人もいるようです。
1. 紅斑毛細血管拡張型

顔が赤くなり、毛細血管の広がりが見られる症状です。
鼻や両頬・あご・眉間・額など、顔の中心部分から赤み(紅斑)が広がるのが特徴です。ほてり・かゆみなどを伴うことがあります。
2. 丘疹膿疱型

毛穴がある部分に、赤い盛り上がり(丘疹)や膿(うみ)のたまったぶつぶつ(膿疱)が見られる症状です。
見た目はニキビに似ていますが、毛穴のつまりが原因ではないため白ニキビ(面ぽう)がなく、治療法も異なります。
3. 瘤腫型・鼻瘤

鼻の皮膚が厚くなり、こぶのようなもの(瘤腫)が見られる症状です。
毛穴が広がり、皮脂分泌が活発になります。進行すると、皮膚がデコボコとして形が変わる場合もあります。
4. 眼型
4つのなかで比較的稀な酒さのタイプです。目の充血、異物感やかゆみ、乾燥、まぶしさを感じます。加えて、まぶた、角膜、結膜、強膜(白目)、瞳孔に炎症や腫れなどの眼症状がみられます。
ちなみに
管理人は、2個目の「丘疹膿疱型酒さ(きゅうしんのうほう)」と診断されました。見た目は本当にニキビのような感じでしたが、原因が毛穴の詰まりとかではないため治療法が違いました。
酒さの原因は?
そんな酒さの原因ですが、残念ながら明らかになっていないようです。
精神的ストレスなど、大人ニキビと重なる部分もあるようですが明確なものはないようです。
原因がわからないこと自体がストレスにもなりそうですが、わからないものは仕方がない。でも、原因がわからなくても治せます。なら治しましょう。
酒さの対処法
対処法は「治療」「悪化することを避ける」「スキンケア」の3つです。
顔の赤み、ぶつぶつ、毛細血管の広がりを改善する必要があります。
内服薬
酒さの治療について
ただ、酒さを悪化させる原因はわかっていて下記のようなものです。
- 温度の変化(暑さ、寒さ)
- 日光を浴びる(紫外線)
- 熱い食べ物、香辛料など辛いもの
- アルコール摂取
- 激しい運動
- 心理的ストレス
- 熱いお風呂、サウナなど
個人的に避けているもの
上記の中で、個人的な判断として顔が赤くなるものはダメだと理解しています。
例えば、お酒を飲むと顔が赤くなります。特に酒さの人は、目の部分を残して頬全体が赤くなります(パンダのような感じで)。その赤みが残りやすい(消えない)というのも、酒さの症状としてあるようです。
なので、酒さを改善させるために日々気をつけることとして「できるだけ顔が赤くなることを避ける」というのが大事です。